「極・メイド・イン・ジャパン」
「おい五郎」
「なぁに?」
「最近のメイドは機械なのか?」
「そうみたいだね・・・」
「勝てるわけないじゃん・・・」
「そ・・・そうだね、生身のボクシングじゃないと読者さん喜ばないよ」
「ん?」
「いや、独り言だよぅ」
「でもなぁ・・・生身の人間が一人だけいるな・・・プンプン匂いがするぞ」
「匂いなんて分からないよぅ」
「ほーら寄ってきたぞ五郎・・・」
「どーも、生身の人間は私とあなただけみたいね」
「ああ・・・そうらしいな・・・私の名は・・・」
「九段クロフィさんね」
「知ってるのか、まあ私くらいになると知名度も上がってるってもんだな」
「私は大島 バレン、よろしく、転生同士みたいね」
「!?」クロフィは意表を突かれた。
「心当たりは無いのかな?転生さん!?」バレンは「転生」という言葉を繰り返す。
「お前も転生か?」
「そう、私も転生、今回の禁忌は・・・」
五郎は何が何だか分からない。
「なんだよう、転生とか禁忌とか、ここのブログはオカルトブログなのかよぅ」五郎が割って入る。
「バレン、オカルトって何だ?」
「この世で解明できないインチキ臭い事をオカルトって言うんじゃないかしら?」
「そうか、じゃ五郎、これはオカルトだ」
「あ、五郎さんって言うの?クロフィの言うとおりオカルトよ?」
「オカルトすぎるよぅ、バレンさんもオカルトすぎるよぅ」