「リバース&俺だけの楽しみ 運命の裁き」

 

ハラ「ラビ、良かったではないか」

ラビ「??」

ハラ「彼氏が出来たんだろう?」

ラビ「あ・・・ああ・・・出来た」

ハラ「お前の本名の漢字を明かしてやろうか」

ラビ「あかんー!絶対あかんー!」

ハラ「裸美・・・・・」

ラビ「あかんー!」ラビはハラにビンタした。

ハラ「わりと痛いな、怒ることか?」

ラビ「教えたらあかん・・・教えたらあかん・・ゼイゼイ」

ハラ「そんなに大事な彼氏なのか?」

ラビ「んー?フツーなんだけど、どこかが違うというか?」

ハラ「お前の手作りTシャツに食いついてきたらしいな、本来ならオッパイとかヒップを見るものだぞ」

ラビ「んー、それはスルーするけど、なんだかなぁ・・・・あいつ私と会うとニコニコしちゃって、ウツがおさまるというか」

ハラ「で、その指輪はプレゼントか?」

ラビ「そそ、ムーンストーン、こんな高い質の指輪貰っていいんだろうか・・・」

ハラ「もらえるものはもらうのだ」

ハラ「・・・・・ヤったのか・・・」

ラビ「・・・・・・・・」

ハラ「ヤったか・・・・」

ラビ「まだ・・・・・」

ハラ「遅いな」

ラビ「私が脱ぐとなんか泣いちゃうんだもん」

ハラ「幼児体系すぎてか?」

ラビ「うーん・・・・そ・・・そうかも・・・」

 

 

??「おー、ここにいたか!ラビ!」

ラビ「隆二!きてくれたんだー」

ラビ「じゃあね、ハラ、また部活で」

ハラ「分かった。仲良くやれよ」

 

 

過ぎ去っていく二人の後姿。

ハラは一瞬、ラビに天使のような羽があるように見えた。

目を擦る。

「なんだ、気のせいではないか」

 

END